チェーンオイル -1-
最近は気候も良くなってきて、自転車に乗る頻度が増えた方は多いのではないでしょうか?
乗れば乗るほど必要となってくるメンテナンス。個人で出来る(しないといけない)作業のなかではチェーンの注油は基本中の基本です。全くメンテされて無いチェーンと洗浄・注油されたチェーンではベアリング等のパーツを交換した時くらいの差を感じられることがあります。
チェーンオイルと言っても物により性格が大きく異なるので好みが分かれてくるところです。細かく言うとメンテナンス性・持属性・潤滑性能・踏み味等が変わってくるので今回は数回に分けておすすめチェーンオイルを紹介します。
今回はSquirt。オイルでは無くワックスです。まず蓋を開けて気づくのは、溶剤は含まれて無いのでほぼ無臭だと言う事です。ケミカルの臭いはダメ、部屋の中で作業する方にとってはとてもうれしいこと。100%の生分解性があると説明には書かれてます。
Squirtの使い初めのみ完全脱脂を行い、その後は付け足すのみでOK!そこは使いやすいです。
MTBのクロカンでエリートの選手が使った所、1時間半の雨のレースは持ってくれるし、砂があまりつかないと今は愛用しておられます。チェーンに黒いワックスの塊のような物が付きますが、そちらは自然に落ちなかった分は軽くブラシでこすって落とし、そのまま脱脂しないでSquirtを注します。これでもジャリジャリ音はほぼ聞こえてきません!細かいところが気になるのであれば軽くディグリーサーを含ませたウエスで拭くと落ちます。
潤滑性能は申し分なし。手でクランクを回すと少し抵抗があるのに、自転車を前に進めるくらいの力がかかると軽く滑らか!チェーンがギアとかみ合う音、変速時の音はとても静かになります。軽いギアで回す人より少し重た目を踏む人に適しているかも。
長所ばかり書いてきましたが短所ももちろんあります。気温が低くなればなかなか浸透していきません。浸透しない訳ではありませんが、10度以下になると多少扱いづらくなります。浸透すれば普通に機能してくれますが、暖かい室内で注油したいですね。下の写真は気温が低い状態で注した直後の写真です。まだ浸透してません。
この状態も少し温めてあげるか、室内の気温で注油すれば浸透しやすくなりますし、最近は暖かくなりつつあるので、心配しなくても普通に入っていくでしょう。
120mlのボトルが税別定価1,400円と15mlが240円で販売しております。
小さい方はお試し用、又は予備ににちょうど良いサイズです。
次回、innotech105について