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PowerTap G3で組みました!

当店でPowerTapの取り扱いが出来るようになりました!

パワーメーター、最近種類が多くなってきて導入を検討されている方も増えているのでは無いでしょうか?

ポピュラーなクランク型、ペダル型、エアバルブ型、ハブ型、等々と種類が存在しますが、全てに長所と短所があるので選ぶときに迷われるかと思われます。それに値段が値段だけに”買って取りあえず試してみる”、がやりにくい部品でもあります。悩みの原因...

今回はお客様のご注文でPowerTapのハブで練習用のホイールを組ませていただきましたので、ハブ型の良いところのご紹介をします。

写真1: PowerTapは見た目がゴツイのですが、重さは実は公表値322gで、実測もほぼ変わらずです。重さはアルテグラハブとほぼ同じです。スポークのベンドとフランジの相性も良い。

まずPowerTapとは: パワーメーターとしては2番目(SRMの次に)発売された物。1998年に開発され、マイナーチェンジ等をされ続け今年で19年目になりますが、精度が高く頑丈なパワーメーターとして今でも多くの方に愛用されています。

メリット

ハブ型パワーメーターの大きなメリットとして、一つは構造のシンプルさから来る頑丈さ。過酷な条件で使っても壊れることが少ないのは本気でトレーニングに取り組んでいる方にとっては重要な要素。修理に時間がかり、トレーニングがその間中断されるのははレーサーにとっては致命的です。例えば電子ユニットの交換ならユーザー自身で出来る簡単な作業なので、それならメーカー送りさえ必要ありません。

写真2: この三角形の切れ込みのある蓋を付属の専用工具で外せば簡単にバッテリー等の交換が可能です。

もう一つの良さは自動のゼロ点校正にあります。ライド前に一度セットすれば、走行中に足を止めてコースティングをしてる間に自動でゼロセットされます。練習をする時は、少しづつずれてきたデータを使うと間違った数字でのトレーニングになるので、”精度”が高く、かつ”正確”な数字が重要です。よけいな心配をせずにトレーニングに集中できるのは大きなメリット!

おまけ:最近1割以上の値下がりをしたので、パワーメーターとしては値段がお手頃で手に入れやすくなりました。税別で73,148円(税込み79,000円)、あとはホイール組み立て工賃+リム+スポークが必要です。

コスト

このホイールは組み立て工賃と部品全て含めて税込¥89,536です。

デメリット

もちろんハブ型には大きなデメリットもあります。

何と言っても一番の難点はそのホイールに限られてしまうところ。

パワーメーターとしてはお手頃価格になったとはいえ、やはり値段としては高額な物。練習用、レース用と2本用意するのはちょっとしんどい...のでどちら用のリムに組むかは悩みどころです。

2つ目のポイントは、左右別のパワー、ペダリングのベクトル等は読み取れません。これに関してはプロの現場も含め色々な意見があり、良し悪しは人それぞれです。一つの考え方は、細かい情報を得ることにより、自分のペダリングを分析、そしてバランスを良くして無駄がなくなるように矯正しパフォーマンスアップを目指す。もう一つの考え方が、左右バラバラでも重要なのは出力を増やすこと。情報が多すぎると自転車を速く走らせる事で無く、ペダリングを上手くすることに集中しすぎる可能性があります。

ホイール組

このホイールはお客様のリクエストで頑丈でトラブルフリー、もしくはトラブルがあっても最安・最短で対応できる物に組み上げました。体重が90㎏前後、レースに向けてコーチをつけて本格的なトレーニングを雨の中でも行う方の注文です。なのでスポークはSAPIMのLeader14Gで32本を3クロス、ニップルはSAPIMの通常ブラスニップル、そしてリムはTNIのAL300。スポークのベンドとフランジの相性も良い感じです。ここの相性が良くないと大きく馴染みが出て調整が必要になります。初期調整で治してしまえばよい話ではありますが...

今回は使ってませんが、もう一つのおススメのリムが最近発売されたTNIのAL27。名前の通り27mmハイトでブレーキ面の内幅はほぼ同じですが、外幅が1.3㎜広いので、最近の幅広対応ブレーキキャリパーとも相性が良くなります。あまり情報が出回ってはいませんが、組んでみたところ精度も高く個人的にはかなりgood。気になる重さは...2本ずつ測って平均465g(AL300)、459g(AL27)で重さの差は恐らく誤差範囲内!

カーボンのレース用ホイールの方が組む機会は多いのですが、意外かと思われますが個人的にはこういうホイールのリクエストが一番好きだったりします。ホイール組を始めたのも昔に適当に組まれたホイールを使ったことがあり、トラブルの連続が嫌になり頑丈さを求めたのがきっかけでした。

長々と書いてしまいましたが、パワータップに限らずホイール組のご相談があれば何時でもご連絡下さい!


カーボンホイールアンカー
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